様々な製品や材料形状を成型する選択肢の増加
Teflon™(テフロン™)PTFEのグラニュラーパウダーは様々な製品や材料の形状を成型する際の加工の柔軟性を高め、ロッド、チューブ、シートといった形状を選択できるようにします。Teflon™(テフロン™)PTFEパウダーを使用した製品には、優れた電気特性と耐薬品性が備わります。
加工
Teflon™(テフロン™)PTFEグラニュラー成型パウダーを加工するには、プリフォームを準備して焼結し、焼結した材料形状から機能的な機械加工部品を製造します。
パウダーに5~40%(重量比)の無機充填剤を配合して充填コンパウンドを製造することで、以下のような特性を向上させることができます。
- 摩耗と摩擦の低減
- 熱伝導性と導電性の向上
- コールドフローに対する耐性の向上
- 剛性と熱的寸法安定性の向上
プリフォーミング
PTFEは常温で圧縮され、扱いやすい形(プリフォーム)になります。最終用途の性能を最大限に高める一般的なプリフォームの圧力は20.7~31.0 MPaで、滞留時間は可変です。物理的特性が劣ることがないように、材料形状を適切な圧力でプリフォームします。
焼結
金型からプリフォームを取り出し、きちんと制御したランプ速度で融点以上に加熱します(焼結)。これにより、PTFE粒子が強固で均質な構造にまとまります。プログラムできるオーブンを使用して、十分な焼結を行います。室温からゆっくりと温度を上げて、363~382℃にしてください。部品の形状や寸法によって、その温度を保つ時間が決まります。
オーブンの温度を制御した速度で下げていき、成型品の結晶化度を調整します。形状を適切に焼結しないと、物理的特性や電気的特性、透過性、耐薬品性が劣ることがあります。
特徴および利点
Teflon™(テフロン™)PTFEパウダーは、260℃での連続使用が可能で、優れた低温耐熱性と難燃性を備えています。
以下の表に、その他の利点と用途を示します。詳細については、製品データシートをご覧いただくか、お問い合わせください。